リンネ・ゲート ~輪廻を司りし門~


しかし……




?「『縛 バク』!!」




妖〝イッタイ邪魔ヲスルノハ、誰ェ?〟




ふわり、身体が浮くのを感じた。




おそるおそる、目を開けてみると……




鎖に捉えられた妖がいた。




(……誰かに抱えられている!!)
ふと、顔をあげてみた。




そこには、漆黒の黒い髪は、
肩ぐらいの長さだろうか、
後ろで一つにまとめられ
青い目を持った
この学校の男子生徒だった。