リンネ・ゲート ~輪廻を司りし門~


(何分走ったのかが分からない……)
燐「……ハァッ」




妖〝アレェ?モウ終ワリィ〟




燐「……っく」




最後の力を振り絞って、ある扉を開けた。




……がしかし、来た場所は屋上だった




妖〝モウ逃ゲラレナイネェ〟




燐「……確かにもう逃げられないな…」




妖〝意思モ固マッタミタイダネェ〟




私は、死ぬ覚悟で目を閉じた──