それでも、見えるだけで 妖に襲われることは、無かった。 (それが、唯一の救いなんだけどな……。) しかし、妖に襲われないと言っても 怖いものは、怖い!! (きっと、教室に忘れてきたんだなぁ… 距離も近いし、急いで取りに帰って 迎えに来てもらおう!!) そして、燐音は学校へと引き返した……。