「よーし!いっくよー!えいっ♪」 美兎が指で中に円を書くと、 ぐにゃり と空間が歪んだ。 「そーれ♪くるくるくるー♪」 かき混ぜるように円を描く。 「よし!こんなもん・・・・かなっ♪」 美兎が逆方向に円を描くと。 「おぉ」 「わぁ」 空間が繋がった。 「お城みたいですー♪」 ミニ朱鬼が嬉しそうに言う。 「すっげー!どーなってんだ?」 ミニ闇鬼も嬉しそうだ。 「ふっふっふー♪それは私の力なのだよ♪」 美兎は自慢げに言う。