* 迷子の言い訳 *



 止まったままの心の底で
 いつしか膨らんだ感情

 正体はまだ、認めたくない


 そう頑なに唱え続けた
 曖昧な言い訳は

 吐き出せない重りを乗せ
 儚げに宙に浮かんでいた