「今度シンディに英語訳してもらえることになってさ。ラッキー」


着替えながらあたしにそう説明するユウキ。

いつの間に。


「あ、あたしも一緒に…」


「いいけど?じっと見てんのヒマじゃね?」


「……」


そうだけど。

あんな美人と2人っきりにしたくないよ。


あたしが下を向いてると、


「どうした夕貴?昨日のじゃ物足りない?」


意地悪そうに覗き込む。

その言葉で、あたしは真っ赤。


「ばかっ。早くガッコ行きなよっ」


「へいへい~」




ユウキに振り回される。

あたしは、あたしの中は。

ユウキでいっぱいなんだ。