「小春!一緒帰ろう」 放課後 私は、小春に話しかける。 「ごめん! 委員会あるから待ってて」 小春はそう言って慌てて教室を出て行った。 しょうがない…。 待ってるか。 私は誰もいない教室で読書をはじめる。 しばらく読んでいると、 廊下から足音が聞こえた。 小春かな? 「あれ?まだ残ってたの?」 教室に現れたのは、 先生だった。 「あ…えっと。 小春待ってるの!」 緊張しながら喋ると先生は、 そうか。 と、呟いた。