隣の席の姫野くん。










『いや、お前って大丈夫って言うとき大丈夫じゃねぇじゃん?自分でわかってる?』



呆れたように言う姫野。



なんだこいつ…超能力者なの?




『俺は超能力者じゃねぇよ』






私の心の声に反応してる当たり、やっぱり超能力者だ!



『お前声漏れてるから』





姫野はすこし笑いながらそう言った



「うるっさいなー!」




私は逆ギレ状態。



なんか、恥ずかしかっただけなんだけどさ



私の逆ギレに姫野は楽しそうに笑って、電話の向こう側で咳払いした。




『いやぁ、ね?まじな話で泣いてない?大丈夫?』




…これは強がる隙もないくらい真剣な声。




返事に悩む…