バンッ 放課後、特別指導室に響きわたる机を叩く音。 「…津川、マジでお前留年しろ。」 橘君の目が、呆れたように私を見る。 ずっきゅ〜ん☆ 自然と私の顔がにやけちゃう。 「なんだよ、ニヤニヤし気持ちわりぃな。」 だってそうでしょう? 大スキな人に見つめてもらえるなんて! 呆れられたとしても……………… 「ったく。 毎回毎回テストで赤点とんのオメーだけなんだよ!いい加減、高得点とってみろよ!」 ひえ〜〜〜〜!!!