━━━━━━━━━━━━━━━━━ ススーッ 『失礼します。』 『おぉ。こころ、来たか。』 『はい。』 『ではこっちに来てお酌をしてくれんか?』 『分かりました。』 私は部屋に入って 襖を閉めようと後ろを向く。 外に山崎さんがいるのに気付いた。 少し頷いて私は襖を閉めた。