忍魂〜夜桜が散る夜に〜




『……ゴホンッ、で?話したい事とは何だ?その前に料理や酒を頼め。俺の奢りだ。』




『………そうか。でもすぐに終わるから結構だ。』



『そうか?なら良いが…』



そう言って新見さんは酒をグビグビと飲む。




『………新見、単刀直入に聞く。組の金を使っていろんな店に渡っているって本当か?』




『………どこで聞いた?』





新見さんは真剣な顔をして
私に聞いた。




これは黒だな。