ザッ…
『……父さん』
『……やはりお主は忍であったか。』
『気付いていたのか?』
『あぁ。薄々な。』
『……父さんここはもう時期崩れる。そろそろ屯所へ戻ろう。』
『……そうだな。』
芹沢さんは屋根から降りた。
下に降りると土方さんがいた。
『……藤咲、お前…』
『副長、芹沢さんは屯所に帰って飲み直すそうですので付き添いいたします。後はお願いします。説教はその後でお受けいたします。』
私はわざと遮って敬語で言った。
『………分かった。』
私はチラッと幹部隊士を見て
先に歩いてる芹沢さんの元へ急いだ。
そして、大和屋事件は幕を閉じた。