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『……よいしょ。』




その頃沖田は自室でこころを
布団で寝かせていた。



『………………。』




この子、軽い。


何を食べてるの?



そんな事を思いながら
沖田は部屋を出ようと腰を浮かす。




ギュッ



こころの手が沖田の着物を掴んだ。




『………い…か…ないで…怖い…の……お願い…いか…ないで…』



『………っ…!?』



こころが泣いていた。