『……仕方ねぇ。総司、こころを部屋で寝かして来い。』
『……分かりました。』
沖田はこころを抱き上げて
去って行った。
沖田が去った後、
『藤咲くんは大丈夫だろうか…』
『あの人の殺気を必死に耐えて気を張りすぎてしまったんだろ。あいつは監察方と女中を掛け持ちして、ただでさえ気を張ってんのにさらに強いものがきたらそら倒れるさ。こころは実力はあるが悪魔で女だ。俺達が守っていかなければならない。』
『そうだな。藤咲くんは俺達の仲間だ。俺達が守ってやろう。』
『おう。』
2人は密かに約束を交わしていた。


