『………私は藤咲流の正真正銘の忍。物心がついた頃から忍として育ってきた。だけど、それを知った友達やその取り巻き、時には先生までもが私を利用した。いうことを聞いたのに殴られ、おまけに好きになった人には結局同じ理由で裏切られ、終いにはそいつにお腹から横腹にかけてと背中を…包丁で斬られた…。その時から私は忍として過ごすのは極力避けた。そして銃と弓を習ったんだよ。』



流れで過去を話してしまった。



『……こころちゃん、じゃあ銃と弓を習ってる事をご両親は知っているの?』



『知ってる訳ないだろ。親は殺されたんだから。私を斬った奴に。』



『……そうだったんだ。だってさ、皆さん?』




『は?』