忍魂〜夜桜が散る夜に〜





『……まず入れ。』



『うん。』


私は総司を迎え入れた。



コーヒーを入れ、
自室に持って行った。



この藤咲家は和風の家だ。



『はい。コーヒーで良かったか?』



『うん。ありがとう。』




総司はコーヒーを受け取り
一口飲んだ。



私も甘いコーヒーを飲み
テーブルに置いた。



『……何か生まれ変わる前の事を思い出すなぁ…』



『和風だからな…』