私は素直に総司の胸に顔を埋める。



『こころ、顔をちゃんと見せて?』



『………っ…』



会えた嬉しさで半泣き状態の
私は渋々顔を上げた。




『ふっ…何で泣きそうな顔してるの?』



『べ、別に…』



『こんな時まで素直じゃないなぁ…』



『………む、…』



私は視線を逸らした。





『こころ、こっち見て?』



甘い声で囁かれ、
渋々総司を見た。



頬に触れられ
顔が近付いて来る。



私は自然と目を瞑った。



『んぅ…』




私達は再開のキスを交わした。




2回ほど、短いキスを繰り返し、
3回目からは息継ぎも与えてくれないほど長いキスだった。




甘い甘いキス。