忍魂〜夜桜が散る夜に〜





『……行くんか?こころ。』




『……山崎…』




『ついにその日が来たんやな。』




『……あぁ。』




『止めても行くんやろ?行かなあかんねやろ?』




『すまない…』




『そうか…。楽しかったで。同じ監察方として、忍として…ありがとうな。』




『こちらこそ。じゃあ山崎、総司を…みんなを頼むな。』





『あぁ、またいつかどこかでな…』




『………クスッ…』




私は微笑み
屯所を出て、暗闇に消えた。