『……え…』




『それはみんな同じなんだ。総司だけじゃない。私も同じだ。それにお前が行って死んだら…逆に近藤さんが悲しむだろ…。それに近藤さんはそんな事を望んでいないはずだ。お前がもし近藤さんの立場ならそう思うはずだ。』





『………っ…』



『……それでも行きたいなら…私がお前の変わりに行く。お前の刀を使って斬る。それでもいいなら私に刀を差し出せ。』




『こころ…』





『……お願いだから死のうなんて言うな…総司。』



『ごめん…こころ…』




総司は私の肩に顔を埋めて
涙を流した。




私はそれを抱き締めて受け止めた。