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平助の葬儀が終わり、1ヶ月。




12月9日。

王政復古の宣言が起きた。




そして12月18日。

近藤さんが伏見街道で伊東派の残党に
右肩を撃たれた。




『近藤さんが撃たれた!?』



私がそう総司に言うと
拳を握りしめて唇を噛み締めていた。



『許せない…近藤さんを撃つなんて…』




『待て、総司。お前は今動ける状態じゃ…』




『こころは黙っててよ‼︎僕は近藤さんのためなら何だってやる。僕はまだ戦える‼︎』




『総司…』



必死に刀を支えに立ち上がろうとするが
うまくいかない。




『くっそ…病になんてかかっていなければ…』




『………っ…』




私はそんな総司を見て
胸を痛めた。



自分が変わってやれたらって思った。