忍魂〜夜桜が散る夜に〜





それから私は少し離れた場所の
縁側に腰掛けた。




一息ついて、



『何だ?土方。ついてきてる事は分かってんだ。』



『……さすがだな。山崎から聞いただけある。』



『………私が忍という事か?』



『そうだ。』



『で?どうするんだ?』



『……お前、監察方に入るか?』




『…………は?』




『だから、監察方に入るかと聞いてるんだ。』




『……………。』