それから山南さんは一度帰ってきたが 夜中に脱走した。 私はそれには見送らなかった。 そして朝、山南さんは脱走したと みんなが気付き、総司が追いかけることになった。 でも、数時間後、山南さんは帰ってきた。 明里さんは身請けするだけで 脱走することを言っていなかった。