忍魂〜夜桜が散る夜に〜




しばらく見つめ合っていた。



『………ねぇ、こころ。君の全てが欲しい。』




『………っ…』




『ダメ?伊東が来た今どれだけこうして触れれるか分からない。だから今、たくさん愛し合っていたい。』



『……そ、総司…私は…まだ処女だ。お前が初めてだ…。その…つまり…』




『……クスッ…分かってるよ。でも、優しくしてあげられるのは最初だけかもね?君の可愛い姿見ると止められないかも♪』




『……バカ…』




総司は頭を優しく撫でて
部屋の灯りを消した。




部屋は月の明かりで照らされていた。