忍魂〜夜桜が散る夜に〜





『僕もだよ。』


『え…?』



『僕も寂しかった。こころにもっと触れたかった。ギュッて抱き締めて接吻だってしたかったんだよ。微笑みを僕以外に見せてる時もすぐに別の部屋に連れて行って押し倒したくなった。』



『………っ…』




恥ずかしい…



こいつは何でそんな恥ずかしい事が
普通に言えるんだ…




『そして今、こころに会えた。触れれた。離したくない…』




『総司…』





総司は頭を撫でてる手を
私の頬に滑らせて触れた。