忍魂〜夜桜が散る夜に〜




『……安心したんだよ。お前の顔をちゃんと見れて…』



『え…?』



『伊東が来てから私は女中だ。お前と話す時はいつも組長と女中の関係だ。口調だって違う。何か、寂しかったんだ…。』




『こころ…』



『………っ…』



頭を優しく撫でられ、
私は少し泣きそうになった。