忍魂〜夜桜が散る夜に〜





ガラッ



『お疲れ様、こころ。』



『……総司っ…』




ギュッ




私は総司に抱き付いた。



『珍しいね。こころから抱き付いてくるなんて…。』




『………………。』





『……ねぇ、何かあったの?』




何も話さない私を不審に思ったのか
総司は聞いてきた。