忍魂〜夜桜が散る夜に〜





数分後。



『お待たせ。帰ろうか。』



『…うん。』



こいつ、何買ったんだ?




私はずっと総司を見ていたが
わざとなのか目を一度も私を見なかった。




そして屯所に戻った。




『はい。』



『え?』



『開けてみて。』




包みを受け取り、
中を見た。



『……これ…』



『欲しかったんでしょ。それ。』




『……うん。』