忍魂〜夜桜が散る夜に〜




ふと唇が離れ、



『……ねぇ、総司って呼んで…?』




『……え……そ、総司…』



『こころ。』




ドキンッ



いきなり呼び捨てをされたから
胸がドキドキした。



『こころ、あの男にどこ触られたの?』



『は…?』




『消毒しなくちゃね♪』



う…




『………首筋と…胸と…太もも……だ…』



目を逸らしながら全て言った。



総司の目が笑ってない。





『ふぅーん…』



ツツー…



『……んっ…』



ビクッ



いらやしい感じに首筋をなぞられ、
思わず声が出た。




『あはっ♪こころ、感じてるの?』




『ち、違…』



『へぇー…』



『んあっ…』




首筋を舐められ
また変な声が出た。