『う…嘘でしょ?沖田様が…新選組だったなんて…』
『……………。』
『『『うおぉぉぉ‼︎』』』
私の周りで抜刀していた浪士達が
沖田に斬りかかった。
でも1番組の組長にかなうはずもなく
一瞬で斬られた浪士達。
残ったのは
私と沖田と……多恵だった。
『君が僕の大切な人をこの浪士達に襲わせたんだよね?なら、斬らなければいけないね。例え女子でも…長州の者である限りはね。』
『………っ…』
多恵はすごく悔しそうな顔をしている。
『………………。』
『新選組のあんたに殺されるなら…自分で死んだ方がマシよ…‼︎』
シャキンッ
多恵は懐から短刀を出した。
そして、首を斬って自害した。