ガラッ 『……………。』 私は沖田の世話をしている。 相部屋という事もあり、 私と一緒にいる機会が多いかららしい。 チャプ……ギュッ… 手拭いを桶の水に浸し、 沖田の額に乗せる。 あくまで熱中症だから。 こいつの事だ。 労咳だとみんなに知られるのが嫌なのだろう。 それに新選組1、2を争う剣士だ。 相当のプライドがあるはず。