忍魂〜夜桜が散る夜に〜





するとちょうど平助の背後から
斬りかかろうとしている人がいた。




『平助‼︎』



シュッ



『うわあぁ‼︎』



クナイを投げて見事命中。



『ありがとう‼︎こころ‼︎』



『お礼は後だ。よそ見するな‼︎』



平助は既に額を怪我している。



私は持っていた布で
平助の額の血を拭き、面を変えて
押さえさせた。