忍魂〜夜桜が散る夜に〜





ザッ



沖田さんが背後に立ったのが分かる。



『こころちゃん、帰るよ。』



『………………。』




『こころちゃん?』



『………切腹、だよな?私。勝手に屯所を飛び出したから…。』




『……………。』



『そうだよな。法度を破ったんだからそれくらいしなければ……』




ギュッ