忍魂〜夜桜が散る夜に〜





『……すまんの。聞いてはいけないことを聞いてしもうたそうじゃな。』



『………っ…‼︎』



ガキーンッ





龍馬の後ろにいた奴の1人が
抜刀してかかってきた。




私は思わず苦無を出して止めていた。





『………お前、やはり忍か?』




『………………。』




『“藤咲”の名は珍しい。それに有名だ。忍界最強の一族。お前はその一族の者なのか?』




『だったら何かあるのか?』