忍魂〜夜桜が散る夜に〜




『私は本当は未来で射撃と弓道の稽古に行く予定だった。でも、横からきたくるま……乗り物に気付けなくて跳ね飛ばされて意識を失い、気付いたらここだったんだよ。』


『……そうか。それは大変だったな…』



私の真正面にいる少しでかくて厳つい人が
悲しそうな顔で言ってきた。



……何だ?この人…。




『藤咲くんだっけ?未来から来たと言う事は住むところがないだろう…なら、ここに住みなさい。』



『『はぁ!?』』



思わず目付き悪い人と声が揃ってしまった。