最悪彼氏×最悪彼女



「相沢くーん♥はい、お茶♥」

「あ、ありがと。」


「あ、これタオル!
 男子種目、頑張ってきてねっ♥」


「うん。頑張るわ。」



ハートマークをつけて話す女子たちに、淡々と応える陸。



急に不安になった。



女子たちがじゃない。




あれほど嫌がっていた女子たちに追いかけまわされること。

それを防ぐために私とうその付き合いをした。

けど、私と別れることによって、また、嫌がっていた女子たちに追いかけまわされることになる。




そんな嫌な事が待っているのに、私と別れたって言うことは


そんな女子たち以上に、私を嫌いになった。




ってことなのかな...?