最悪彼氏×最悪彼女



バタンッ

俺は、勢いよく保健室の扉を開けた。


「あ、陸君だよね?」


保険の先生にそう聞かれた。

「...はい。」


「藤谷さん、大分疲れてるようだから、倒れちゃったみたい。

 まあ、軽い貧血ね。
 睡眠不足だったぽいし、ご飯も食べられてないし...。」



あいつが?

疲労?


俺はありえなかった。


あいつは、何と言っても、あの強情さ。


けど...意外とやることはしっかりやってるんだ。
なんて思ったりもした。
生徒会の仕事は、いつもあれだけ一人でやっていた。




俺は、藤谷の寝ているベットに腰を下ろした。


「頑張りすぎなんだよ...。」

なんて呟いた。