最悪彼氏×最悪彼女



「美帆ッ!」


そういう絢の声さえ聞かないように、私は来た道を戻っていく。



けれど、




「陸が、警察なのッ...。」




後ろから聞こえた言葉。


それだけは、聞き逃せなかった。