最悪彼氏×最悪彼女




「ごめん..。隼人。」



はっきりと、告げる。

後悔しないように。





「今日は、楽しかったよ。けど、隼人はもっと私なんかよりも、他の人を幸せにするべきだと思う。」




雫が2つ、頬を伝って、あごに溜まる。



「私、陸のとこに行くね。」



隼人の目を見て言った瞬間、たまっていた雫がこぼれおちた。