最悪彼氏×最悪彼女



「どこだっていいじゃん。」


私は、冷たく突き放したように言う。


その言葉を受けた絢は、少し驚いた顔をしている。





「なんか、あった?美帆..。」

「別に。てか、昨日の話だけど、絢、おかしいんじゃない?」

「え..?美..帆..?」

「あんたが姉を殺したも、同然じゃん。あんたが死ねばよかったのに。」




そう、言い終わった瞬間


パシッ





私の左頬が痛む。

目の前には、目を真っ赤にした絢がいた。