最悪彼氏×最悪彼女



「美ー帆っ!」


後ろから、絢が私に抱きつく。


きっと、私が、朝のあれを見てしまったなんて、思ってもないだろうな。




「美帆...昨日はごめん...。むきになっちゃって...。」


「いいよ。私もごめん。あんなこと聞いちゃって...。」




私は、うつむき加減でそう答える。



今は、顔を合わせられない。


いくら怪しまれても





きっと、見てしまったら_...。