もう一度愛して!省也と激甘ラブ アゲイン

「浜野さん、いい所で会った。」と私は背後から声をかけられた。

このツアーの旅行会社の人だった。

「先程入った情報で市内で観光客が殺される事件があった

という連絡が私の所にもありまして

明日はフリーですが絶対お一人では行動されないようお願いします。

これから他のお客様にもお伝えしなければなりませんので

くれぐれもお気をつけてください、では。」

私はもっと詳しく話しを聞きたかったけれど

彼は足早にエレベーターの方へ行ってしまった。

「殺人事件?日本人なのかしら?」私は少し不安になった。

「沙月、明日俺でいいならついて行ってもいいぜ。」

今度は省也の言葉に私は首を傾げた。