専務室に入ると、専務代理を務めていた彼が、
私の復帰の為に、書類を分かりやすくまとめていてくれた。
パソコンの中も、とても見やすくて、とても助かった。
一通りの雑務をこなし終わる頃には、もう、社員達の出社時間になっていた。
「美緒さん、得意先に挨拶回りしますか?」
「・・・え?」
考えていた事とは言え、まだ蒼空には告げていなかった。
「美緒さんが真っ先にするのはそれかなって思いまして。
どうしますか?」
「えぇ、そうさせてもらうわ」
私の言葉にホッとため息をついた蒼空。
「・・・どうしたの?」
「いえ、先回りしてアポは取ってあるんですが、
次の日に回されたらどうしようかと思って内心ドキドキしてましたから」
その言葉を聞いて、フフッと笑ってしまった。
「蒼空には苦労かけっぱなしね?ゴメン」
そう言って謝ると、蒼空は必死に見ぶり手ぶりで言い放つ。
「そんな!ぼくがかってにしたことですし・・・
それに僕は会社では、美緒さんの秘書ですから、サポートするのは当然の事ですから、
気にしないでください」
私の復帰の為に、書類を分かりやすくまとめていてくれた。
パソコンの中も、とても見やすくて、とても助かった。
一通りの雑務をこなし終わる頃には、もう、社員達の出社時間になっていた。
「美緒さん、得意先に挨拶回りしますか?」
「・・・え?」
考えていた事とは言え、まだ蒼空には告げていなかった。
「美緒さんが真っ先にするのはそれかなって思いまして。
どうしますか?」
「えぇ、そうさせてもらうわ」
私の言葉にホッとため息をついた蒼空。
「・・・どうしたの?」
「いえ、先回りしてアポは取ってあるんですが、
次の日に回されたらどうしようかと思って内心ドキドキしてましたから」
その言葉を聞いて、フフッと笑ってしまった。
「蒼空には苦労かけっぱなしね?ゴメン」
そう言って謝ると、蒼空は必死に見ぶり手ぶりで言い放つ。
「そんな!ぼくがかってにしたことですし・・・
それに僕は会社では、美緒さんの秘書ですから、サポートするのは当然の事ですから、
気にしないでください」