やる前からそんな期待はしてなかったから、落胆は少なかった。 けれど凪原はムスッと頬を膨らませ眉間にシワをよせて「なんでないのかな……」と静かに憤っている。 なんかさっきから散々だな…。 凪原は地団駄を踏みながら、ほぼ押し込むように荷物を片付けようとする。 彼女の手が血を隠してる帯に触れたとき、俺は慌ててその手を制した。