「あー…」


あまり気持ちがよいとは言えない聲だったから、気乗りはしないが。


「俺も、」
探そうか、と言いそうになり俺はハッと口をつぐんだ。


彼女に任せたらひどい有り様になるかもしれないが、なにせ神棚の辺りには斧で惨殺された女性の血が飛び散ってるのだ。



触るのさえ嫌なのだから、近寄るのさえ嫌だ。