”イヤァァァァァ……“


悲鳴が木霊して、一撃では死ななかったから何度も斧が振り上げられザクザク…と肉を断つ嫌な音がした。


しばらくして動かなくなった女から離れ、女の体から斧を抜こうとする。


その隙に、男の方が逃げようとした。


それを見逃すはずもなく、斧女は斧をずゅりという音とともに抜き去り男に投げる。

あの細腕のどこに斧を投げる力があるのだろう。


斧はカッと音を立て男の前の柱に刺さる。


外したのだ。


だが…