「ううっ……」


凪原は気持ち悪そうに喉をおさえうずくまった。

…だから言ったのに。


さすさすと背中をさすってやる。


「ほら大丈夫か?気にしねぇからペッしろペッ」


「うう…。しょっぱい…水なのに」

そりゃ腐ってるし…。

長い間誰もこの民家にいなかった証拠だな。