「うっ………」


つい直視してしまい、くらっと目眩がする。


そんな俺に気づかず、凪原は民家の中を覗いた。


「北見、あの女いないみたい」


「そ、そうか…」


俺は一刻も早く血だまりから離れたくて、凪原のあとを追い室内を覗く。


「ううっ……!」

見なきゃよかった…。