「そう。漢字だと、明けるに神と書いて明神。
なんでも、昔にこの周辺にあった村らしい。
けどな、今ではその村には誰も住んではいない。しかもその村の存在ごと地図から抹消されてるんだ。
確かにあったのに、今じゃただのおとぎ話になってる」


「……へー」


熱弁に薄い反応で返すと、水谷はキッと睨んできた。

「なんだよ、どうせ信じてないんだろ。
ふーんだ」


ふーんって…子供か。