「は?水場?」

うんと頷く凪原。

ずいっと俺の前にバケツをつき出す。


「私の班では、今日のご飯はカレーなんだ。二泊三日だし、カレーは最適でしょ?だから、水を用意してきてって、頼まれて」


「へー」


水場、ね。
この状況で、俺殺されそうになったのに、カレー、ね。