その後、俺たちが目を覚ますとそこは村も神社もない普通の森だった。


永遠に咲き続けるというあの桜は、無惨にもすべて枯れ、植物に詳しくない俺でさえこの木はもう死んでるのだと直感した。


あの村に何時間いたかわからないが、結構経ってると思っていたが、意外にも空は相変わらず夕日に染まっていて。

さすがに驚いた。


まぁ俺らにとってはよかったのだが。